◯です。
みなさん、コレクションを蒐集したらどのように管理していますか?
棚にお気に入りのコレクションを飾ったり、乱雑に1つのボックスに入れたり、人によって様々かと思います。
ただ、コレクションにも天敵がいます。
紫外線、温度、湿度、乾燥、酸などなど。
これらはコレクションの状態を悪くする原因につながります。
コレクションの状態を良く保つには、保存の仕方がとても大切なのです。
そこで、今回は上記に挙げた紫外線、温度、湿度、乾燥、酸からコレクションを守るための便利ツールを紹介していこうと思います。
紫外線
主に紫外線は、色あせの原因につながります。
紫外線の下に当て続けていると、変色してしまったり、ひどい時には劣化したりしてしまいます。
そのため、極端な話だと紫外線を浴びない暗所などが最適な保管空間といえます。
窓際や日当たりのよい場所を避ければ、直射日光の紫外線を防ぐことはできます。しかし、紫外線は部屋の蛍光灯なんかからも発せられています。
そのため、紫外線を軽減するUVカットの蛍光灯や電球に切り替えてあげることが大切です。
ちなみに、図書館や博物館のバックヤードの、文書管理やコレクション管理をする部屋でもこのようなUVカットの電球や蛍光灯が使われていたりします。
博物館専用の蛍光灯も存在していたりと、やはり紫外線対策をすることで、コレクションが長持ちするのです。
湿度・温度・乾燥
温度や湿度も状態悪化の原因につながります。
主に発生するのは変形です。
温度が高いとゴムでできたモノなどは溶けてべとべとになってしまったり、湿度が高いとカビが発生して状態が悪化してしまったり、、、
特に気を付けたいのが乾燥。
元々生き物だった素材でできたモノは、乾燥に弱いという弱点があります。
例えば、木彫や象牙は、乾燥により割れてしまったりします。
これを防止するには、養生で対策をとることが大切です。
これらの対策として、ぼく自身とてもお世話になっているのがジップロックです。
ジップロックは食品以外にも、あらゆる面での保存にとても効果的です。
主に、湿気や乾燥、ほこりを防いでくれる優れものです。
さらに、サイズが多種多様なことから、あらゆるモノを湿気・乾燥・ほこりから守ってくれます。
ぼく自身、電池などの危険なコレクションを蒐集していることもあり、それらを管理する点でも効果を発揮しています。

酸
酸もコレクションにダメージを与えます。
酸と言われてもどれが酸なの?ということになりますが、身の回りのあらゆる汚れは酸性です。
この酸化を防ぐには、アルカリ性で中和することが効果的です。
図書館などのアーカイブの世界では、脱酸処理という、アルカリ性の溶液を文書に塗ることで紙を酸化から守ったりしています。
それほど効果的であるということです。
ただ、そんな脱酸処理のために溶液を入手するのは少々ハードルが高いかと思います。
そこでぼくが使っているのがアルカリ性電解水です。
電解水とは、アルカリ性の性質を持つ水です。
酸性汚れを落とすだけでなく、皮脂汚れや手垢なんかも落とすことができます。
蚤の市で買った電球が、電解水でピカピカになったときには、ものすごく感動しました。
このように、電解水で磨いたり拭き取ることによって、綺麗になるし酸化予防にもなるしで一石二鳥です。
まとめ
コレクションを保存するためには、紫外線・温度・湿度・乾燥・酸などのあらゆる要因から守らなければなりません。
モノを長持ちさせるためにも、紫外線をカットする照明や、ジップロックなどの密閉保存、電解水で汚れを落とすなどの対策が必要です。
お気に入りのモノを守るためにも、日ごろのケアは欠かさずにしていきましょう。
今回紹介したツール以外にも、いろんなツールがあります。
コレクションによっても、どんなツールを使ってケアするのかは分かれてきます。
自分のコレクションに合う、保存に役立つツールを見つけて、コレクションを長持ちさせていきましょう!
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