
ラブテスターって?
みなさん、ラブテスターって知っていますか?
なんだこれ?と思う人、懐かしいと思う人。どこかでみたことがあると思う人。前者が今では最も多いのでしょうか。
これは、任天堂が1969年に発売したポリグラフという機能を使った、愛情度を測る玩具です。
どんな玩具なのか、詳しくは後半で紹介していきます。
任天堂とは、あの任天堂です。マリオが生まれた1981年より10年前、この玩具はすでに誕生していたのです。
ちなみに、現在はゲームの大手企業である任天堂は、元はトランプや花札を販売する会社だったのです。今でもホームページの商品一覧に、トランプや花札があるのは、昔から販売していたからだったんですね。

開発者は横井軍平という方。
この方は、テレビゲーム業界ではものすごく有名な方で、ゲームウォッチやバーチャルボーイ、ゲームボーイを手掛けた方だそうです。
なんと、十字キーを生み出したのもこの方だとか。
今回、ぼくが入手したのは復刻版。2010年にテンヨーが発売しました。
現在はもうamazonなどでは取り扱ってはいませんが、フリマアプリであったりネットオークションなどの市場には、復刻版であれば結構出回っています。
当時のラブテスターはまだぼく自身見かけたことはないですが、おそらく資料的価値がものすごい逸品なんだろうなあ、、
使い方
さて、この玩具の使い方。
赤と黒のコードの先にある金属部分を、対象同士が握り、メーターの振れ幅によってお互いの愛情度を数値化する。
こうすることで、異性同士のラブラブ度を知ることができるのです。
パーティーとかで盛り上がるようなグッズです。これできっかけでカップル成立、といったことが昔はあったのかもしれませんね。
しかしこの玩具、本当に愛情度を算出しているわけではありません。そもそも愛情度とは、、、
からくりは、手の水分。それが導電し、針が動くシステムなのです。
これを皮膚電気活動といい、それを測定するものをポリグラフなんて言ったりします。
この反応を応用した玩具が、ウソ発見器。手汗などによって焦り具合を測定し、ウソかどうかを見極めます。
愛情は、結局数値で測ることはできないのです。
受け継がれるラブテスター
このラブテスター。復刻もされるほど現代に受け継がれています。(当時の売り上げはいまいちだったみたいですが、、)
そして、どっかでみたことあると思う人は、いろんな任天堂のゲームに出演しているため知っているのではないでしょうか。
メイドインワリオであったり、最近ではとびだせどうぶつの森に家具としてでていたりと、任天堂のゲームにちゃっかり登場しています。
ぼくがこのラブテスターを知ったのも、ピクミン2がきっかけでした。
お宝センサー・プロトタイプというお宝として出演しています。

作中では、このラブテスターがなかなか重要な役目を果たしており、これを手に入れることによりお宝の位置を知るレーダーが解禁されます。
愛を知るというより、探知機として登場しているのです。
地味にいろんなところで活躍しているんです。
さいごに
今回はラブテスターについて解説してきました。
しかしなんで今更ラブテスターに手を出すに至ったのでしょう。
その理由が、コレクターの方のコレクションをたくさん拝見しているうちに、最近さぼり気味だったお宝集めを再開したいと思い立ったからです。まずはセンサーからだな、と思い購入に至りました。
昔はいろいろと限界があったコレクション収集。しかし、このセンサーが導くままに、限界を突破して、また収集に励みたいなと思いました。
ラブテスター本来の使い道では全然ないものの、収集に対する気持ちを再確認させてくれた一品です。
、、、これを機に愛情度でも測ってみようかなあ。
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