
基本データ
製品名は小岩井フルーツ。
製造年は2005年2月。
賞味期限は2005年2月18日。
種類別は乳飲料。
このフタからわかる情報はこんなところです。
こんな小さなフタからでも、様々な情報がわかります。
製品名と種類別
製品名を見て、フルーツ牛乳という表記でないのかと疑問に思うかもしれません。
しかし、これには理由があります。
種類別の場所を見てみると、乳飲料と記載されています。
乳飲料とは、主原料である生乳に、果汁などの乳製品以外を混ぜているものを乳飲料と呼びます。
このことから、フルーツ牛乳やコーヒー牛乳は乳飲料ということになります。
そして、商品名に「牛乳」という文字が付けられる条件。それは、生乳100%の牛乳と特別牛乳、ということが定められています。
この取り決めがあることで、小岩井フルーツは「小岩井フルーツ牛乳」とは言えないのです。
この取り決めは、飲用乳の表示に関する公正競争規約と呼ばれる取り決めです。この規約は2001年7月11日から適用だったのですが、翌年2002年7月までは表示の猶予期間であり、そのころまでは「フルーツ牛乳」という製品があったのです。
ちなみに、フルーツ牛乳と製品名につけられなくなった今、フルーツ・オレであったり、カフェ・ラテなどの製品名が普及しています。
これなら、なじみがある人も多いと思います。
賞味期限と製造年
賞味期限は2005年の2月18日でした。ここから製造された日を考察しようと思います。
小岩井牛乳の公式サイトの、小岩井フルーツの商品ページを見ると、16日間が賞味期限と書いてあります。
このことから、2005年2月2日に製造されたのではないか、ということが推測できます。
しかし、製造方法や保管方法は日々進化しています。それを加味すると、だいたい2月2日ではないかな、というのが答えです。
なお、公式サイトを見てみると、2012年に新商品として発売となっています。
この頃に、小岩井フルーツはプラスチックに移行したのではないかなと思われます。
そして、賞味期限の隣に記載されている「J」の文字。
これはおそらく、製造所固有記号ではないかとぼくは考えました。
製造所固有記号とは、工場などの生産場所ごとに定められているもので、商品がどこで製造されたかが一発でわかる記号です。
しかし、調べてみたところ、小岩井乳業の製造所固有記号には「J」の製造場所は無く、製造所固有記号ではないのかなと思っています。
この点においては、調査を続行しようと思います。
思い出
この牛乳キャップは、ぼくが人生で初めて入手した牛乳キャップです。
本家ピクミンにおいても、小岩井乳業の「小岩井まきば」の牛乳キャップが出てくることもあり、それだけでとてもうれしかったです。
当時小学生。たしか銭湯で入手したと思います。コレクションは記憶媒体とか言っておきながら、最初に手に入れた牛乳キャップであることしかほぼ覚えてなかったので、調査から記憶を掘り起こしました。
本当は牛乳キャップってもっといろんな情報量が記載されてなきゃいけないはずのですが、このキャップは記載が少なく、一発目にして調査のほうに苦戦してしまいました。
しかしこれが収集の第一歩。これを見ているとなんか自信が湧いてきます。
ここからコレクションは始まってゆくのです。
参考文献・サイト
・文献
和田安郎 2002 『Milk cap―牛乳ビンのふたの本』 きんとうん出版
・サイト
小岩井乳業公式サイト:ニュースリリースhttps://www.koiwaimilk.com/company/news/news1202206.html
一般社団法人Jミルク:知って納得!牛乳の種類

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